その中のあるフレーズにずきんときて、涙がぐぐぐーっとあふれてきた。
少し前のことなのだけど、
ある人にあるものをあげたことがあった。
はやく見せたくて、
最短の時間で、
前もって連絡せずにサプライズ的に、
喜んでもらえるのをすごくわくわくしながら。
だけど本当にタイミングが悪くて、
私が思っているようにはもらってもらえなかった。
うん、ちょっと迷惑になってしまったのかもしれない。
その出来事は思った以上にショックで、
どれだけ喜んでもらいたかったかを自分で思い知った。
ただ喜んでもらいたかった。
ありがとう、うれしいよって言ってほしかった。
その時に思った。
子どものような気持ちで、無邪気に、私がやってしまうことは、
ろくな結果にならない。
振り返ってみれば今までもずっとそうだった。
うれしくて言った言葉が誰かを怒らせたり、
奔放な振る舞いが誰かを疲れさせたり、
そういえばよくあったな。
私の声ってデカいんだよね(笑)、てか、よくとおる。
そんな声で話しかけたらまわりを気にした相手にやめてよって言われて、
しょんぼりしたことも一度や二度じゃない。
うれしいとね、とくにデカくなるんだよ、声。
なんてないことかもしれないけど、
そのたびごとにちょっとずつ、でも確実に傷つくので、
ああ、いけない、もっとクールにいこうぜ、はしゃがないように落ち着いて落ち着いて、
って思うんだけど時間たつと忘れてまたやっちゃう。
だけどさすがに↑前述の件の時には心に決めた。
誰にも自分を出さずに
ぐっとこらえて生きていけばいいと。
いいや、ちょっと違うな。
自分の中の無邪気な子どもの気持ちは私にしか汲み取ってあげれないし、
私にしか手におえないのだから、
他の誰にも期待しないようにしなくちゃ、かな。
春って、もの思うよね。